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フランスの新鋭ミカエル・アース監督が描く、愛と再生の物語。

映画『サマーフィーリング』

哀しみの扉を開けて、ゆっくり生まれ変わる。喪失を抱えながら過ごす三度の夏――

映画『サマーフィーリング』

夏真っ盛りのある日。30歳のサシャは突然この世を去る。彼女の死は、ある二人の見知らぬ者同士を出逢わせる。サシャの恋人ローレンスとサシャの妹ゾエ。突然の別れとなったベルリン。深い悲しみが残るパリ。少しずつ自分の生活を取り戻すニューヨーク。三度の夏、三つの都市。愛した人の思い出と幾つもの美しい景色の中で、遺された者たちは少しずつ人生の光を取り戻していくーー。悲しい出来事があっても、新しい朝は訪れ、残された者たちの日々は、愛も哀しみも受け入れただ静かに小波のように進んでいく。拭えない喪失感を抱えながら過ごす、三度の夏を静かに切り取り、観る者に優しい余韻を残す。

街の息づかいも温かい。夏の陽光に充ちた涼やかな映像が、どこまでも美しく――

映画『サマーフィーリング』東京国際映画祭東京グランプリと最優秀脚本賞をW受賞した『アマンダと僕』のミカエル・アース監督長編第2作品。「明るい光が射す夏こそ、空虚さが際立ち、激しい喪失感を感じる季節だ」と語るアース監督は、それぞれの街を舞台に優しい眼差しで、哀しみを受け止める人々の繊細な心情描写を描く。撮影は、『わたしたちの宣戦布告』、『アマンダと僕』のセバスティアン・ブシュマン。夏の木漏れ日、青々とした木々の葉、行き交う人々の表情、瑞々しい夏の世界を16mmフィルムの荒い粒子越しに切り撮る。何より、湖で泳ぐ人、芝生に寝転がる観光客、フランスの避暑地アヌシー湖のシーンは、涙が出る程美しい。

ローレンスの潤んだ瞳、ゾエの寂しげな微笑。この夏の感じをアコースティックの音色に乗せて――

映画『サマーフィーリング』微妙な表情の変化で魅せるローレンスを演じるのは、『リプライズ』『オスロ、8月31日』などのヨアキム・トリアー監督作品で頭角を表したノルウェーのアンデルシュ・ダニエルセン・リー。ゾエには、ステファヌ・ブリゼ監督『女の一生』のジュディット・シュムラ。無造作な黒髮が印象的で、ジュリエット・ビノシュにも通じる憂いさ持つ。ゾエの母親役には、エリック・ロメール監督『緑の光線』のマリー・リヴェール。音楽は、ノスタルジー漂う旋律を奏でるタヒチ・ボーイ。挿入歌には、ピクシーズ、ラーズ、アンダートーンズ、ニック・ギャラリー、ベン・ワットなど、類いまれな選曲センスで夏の感じを、時に切なく、時にハッピーに彩る。細野晴臣のカバーで話題のマルク・デマルコのライヴシーンも必見。

映画『サマーフィーリング』

STAFF&CAST

監督:ミカエル・アース(『アマンダと僕』) 脚本:ミカエル・アース、マリエット・デゼール 撮影:セバスティアン・ブシュマン 編集:マリオン・モニエ 音楽:タヒチ
・ボーイ
出演:アンデルシュ・ダニエルセン・リー(『オスロ、8月31日』 『パーソナル・ショッパー』『7月22日』)、ジュディット・シュムラ(『女の一生』『カミーユ、恋はふたたび』)、マリー・リヴィエール(『緑の光線』『恋の秋』)、フェオドール・アトキーヌ(『海辺のポーリーヌ』)、マック・デマルコ、ドゥニア・シショフ、ステファニー・デール

映画『サマーフィーリング』予告編

THEATER

上映劇場のご案内

映画『サマーフィーリング』上映劇場

【関東地方】

上映場所 上映劇場 日時 電話番号
東京都渋谷区 シアター・イメージフォーラム 7月6日(土)~ 03-5766-0114

【中部地方】

上映場所 上映劇場 日時 電話番号
愛知県名古屋市 名古屋シネマテーク 7月20日(土)~ 052-733-3959
石川県金沢市 シネモンド 上映予定 076-220-5007

【近畿地方】

上映場所 上映劇場 日時 電話番号
大阪市北区 シネ・リーブル梅田 7月19日(金)~ 06-6440-5930
京都市上京区 出町座 7月20日(土)~ 075-203-9862
兵庫県神戸市 神戸アートビレッジセンター 7月20日(土)~ 078-512-5500

【九州・沖縄地方】

上映場所 上映劇場 日時 電話番号
福岡市中央区 KBCシネマ 上映予定 092-751-4268
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